TEL 0859-47-2171　　
 
 
[ 省スペースで安全性向上 ]

■工場内で日に数度、各３０分だけ使用する装置があるとします。
装置を台車に乗せて移動可能にすると、貴重な床面積を削って台車の保管スペースを確保しなくてはなりません。また重い装置を、保管場所と使用場所の間で往復させることは作業時間を消費します。台車が通路を通る間は他の作業者の動線を邪魔することにもなります。

■それでは、と装置を使用場所の真上の高いところへ持ち上げておこうとすると、天井クレーンが移動する ことの邪魔になるというので、認められない場合がしばしばあります。 床下収納空間( ピット )の施工には土木工事が必要でコンクリの固化日数から土日の週末２日では終わらず、５月連休や盆正月などのまとまった休業日まで改善
 
工事を待つ必要が生じたりします。
■そういう場合に、付近の壁面の高いところの「斜め上」に収納する装置を、当社ではご提案しています。
複数のアームのリンク機構を用いて「 振り出される装置 」は常にフロアに対して直立させることができます。
また上のＣＧイメージ図における赤腕の根元の回転軸を、振り出し動作の後半でスライドさせると、右図の赤矢印のように、単純な円弧ではない軌跡を描いて振り出すこともできます。それによって周囲の他の装置を避けて振り出すことが可能となるのです。 多腕多関節のマルチリンク機構を組み込むと更に複雑な軌跡を描かせることもできます。

■この振り出しと収納のコントロール法は、「 有線のリモコンペンダント 」 「 有線のフットペダル 」「 無線リモコン 」など設置環境に応じた操作機器から選ぶことができます。
無線リモコンは周囲に高周波を発生する装置があっても動作が妨げられない高出力タイプが選べます。 設置場所の周囲に無線で操作するクレーンなどが既にある場合に混信誤作動などを絶対に起こさない４重のセキュリティ機能を備えた無線装置が選べます。