■[ 23.1 序文 ]
米国における自転車交通( +徒歩 ) 環境の改善を議論する際には、しばしば海外事例が研究されます。高い自転車交通環境レベルを持つ外国とは、ヨーロッパの主要都市( オランダ、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、イギリス、など ) です。これらの国は、アジア諸国の事例よりも、アメリカの状況に似ている点があるために例として挙げやすいのです。というわけでこの章ではヨーロッパの事例を紹介します。この頁の主要項目は以下の通りです:
 23.1:序文。
 23.2:状況と課題の概要。
 23.3:歩行者のための施設とプログラム。
 23.4:自転車のための施設とプログラム。
 23.5:学生の活動。
 23.6:引用文献。

この報告は主に 『歩行者のためのFHWA( 連邦道路庁 )視察報告書』に基づいています。自転車安全環境整備の革新的アプローチについての参考文献は頁末に示します。

 
-------------------- 上記の目次の中から 23.2 と 23.4 のみ抜粋して翻訳します --------------------

   『 歩行者交差点の規模による設計選択肢 』(3)
   『 革新的な自転車交通支援整備 』(4)

これらのレポートには米国内の様々な先進事例が掲載されていますが、多くは欧州の都市デザイン事例に倣ったものです。さて、以下では欧州各国の自転車交通支援整備事例をご紹介します。
 
 
 
--------------------------  中   略 ----------------------------

 


・図23-15。ドイツの駅にある自転車パーキングの例。
 図23-15の自転車パーキングは市街地の周辺部に整備されていてクルマ駐車場108台分のスペースを占用していますが、自転車はクルマ駐車場1台のスペースに12台置けるので、利用者数あたりの建設コストは、クルマ駐車場よりもかなり安価だといえます。
 鉄道駅の自転車駐輪場は『 電車+自転車 』 の組合せ交通を容易にします。管理区域に駐輪された自転車は4日経つと長期駐輪スペースに移動されますが、4日という制限は 「 電車+自転車=通勤者 」 が週末の間2日間駅に自転車を置いておくことを可能にしています。マンスター市駅では更に4千台分の駐輪スペースを地下に計画しています。
 自転車専用信号は、バス専用信号と同様に設置が進んでいますので、交差点では、クルマ用、自転車用、バス用、の3つの信号が並んで設置されているのをしばしば目にします。
 
( イ ギ リ ス )
 英国では広範囲に自転車レーンが整備されていますが、ヨークやケンブリッジのような小さな都市の自転車レーンはかなり幅が狭くなっています。視察団の観察したところでは、幅1m以下の所も少なくありませんでした。また都市の若干の幹線には自転車専用路が整備されていて、それらは大抵、並行する1方通行の自動車道と同じ向きの1方通

行です。
・図23-16。ケンブリッジの幅が狭い自転車通路
 イギリスのいくつかの地域にある自転車道路( 図23-17 )は、自動車道路と分離した長距離サイクリング路として整備されています。これらの自転車道路の入口は自動車やオートバイが入れないようになっています( 図23-18 ) 。ロンドン市内の自転車乗りは、バス専用レーンを走行してもよいことになっています。ロンドンでは、今後数年に渡って1千6百km の自転車レーン・ネットワーク整備が計画されています。またヨーク市では鉄道廃線の橋と地下通路を利用して優れた自転車道路が整備されました。
・図23-17。ヨーク市の廃線利用自転車道路
・図23-18。自動車が入れない自転車道路入り口

 

●以上 『 INTERNATIONAL APPROACHES TO BICYCLE AND PEDESTRIAN FACILITY DESIGN』 より点々と一部抜粋して翻訳引用● 

 

 

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