●自動車と自転車。どちらも乗り物であり、買い物向き・通勤向き・ツ-リング向き・未舗装路向き・レース向き、などのカテゴリーがある点で似ています。また実用的な移動の
「 道具 」 から少しだけはみ出した趣味性の高いモデルに人気があることも似通っています。私たちは決して客観的ではない独断によって、趣味の自転車をおおまかに下図の4つに分類してみました。
自転車メーカー各社のカタログ最上位モデルの多くは、ツールドフランスなどのレースに出場しているモデルと同じ仕様の、極限まで軽量化されたカーボンフレーム自転車であり、クルマの世界に例えるならばF1フォーミュラマシンです。
●一方で当社の設計・金属加工および溶接の技術者たちが、自転車フレームを製造する際にコンセプト・イメージとして頭においているキーワードは下図の通り、ラップタイムや0−400加速を競うフォーミュラマシンではなくて、クルマの分野における
"サルーン" "クーペ" "GT" などのカテゴリー。
●ファッションにたとえると、スパイクシューズにユニホームで汗だくの全力疾走が
「 スポーツ 」。
一方で、紺ブレザーにチノパンにデッキシューズでヨットを操船するファッションは 「スポーティ」。
一般の方の街乗りに向く "スポーティ" な自転車を目指しています。 |